最新トレンド装飾レール!おしゃれなレールで垢抜けた空間を。

装飾レールの魅力やトレンドだけでなく、購入時の注意点やカーテンレールの付け方を解説します♪

装飾レールとは “見せるカーテンレール”

そもそも、装飾レールとはデザインを重視して作られたレールです。
カーテンを引っ掛けるランナーがリングタイプのものや、レールの両端にデザイン性があったりとレール1本で空間がおしゃれになります。

一般的な機能性カーテンレールは、写真後方に見えているレールです。
一方、写真前方に見えているレールは、カーテンを引っ掛ける部分がリングタイプになっており、さらにレールの端の形もスタイリッシュになっています。

装飾レールは、このように手前側に見えてくるレールをおしゃれにデザインした「見せるレール」なのです。

装飾レールの各部材について

装飾レールの各部分には名前が付いています。
購入時の参考にしてみてください。

フィニアル・・・左右の端についているキャップのこと。装飾レールには様々な種類があります。

ランナー・・・カーテンを引っ掛ける部分。

リングランナー・・・カーテンを引っ掛けるランナー部分がおしゃれな円形状になっているもの。
装飾レールのほとんどはリングランナーになっています。

ブラケット・・・レールを壁面に付ける金具のこと。

装飾レールのメリット

装飾レールのメリットは、なんと言ってもおしゃれな点
機能性を重視したレールに比べると色や種類なども選べる楽しさがあります。
好きなイメージに合わせて窓まわりもコーディネートできるので部屋全体に統一感が出ておしゃれに◎

装飾レールのデメリット

カーテンを引っ掛けるランナー部分がリングタイプの場合、機能レールに比べてカーテンの開閉のしやすさ(滑りやすさ)が若干劣ります。
また、レールの中央にマグネットが付いていないため、カチッと中央で止めることができず隙間が気になる可能性があります。

カーテンレールの取付方法

カーテンレールの取付方法は主に3つあります。

①正面付

窓の上部に取り付ける方法で、最も一般的な取り付け方です。
窓をしっかり覆うことができるので、防寒・防暑対策や光漏れなどにも効果的です。

②内付

窓枠内にレールを付ける付け方。カーテンよりは、ロールスクリーンなどのメカものに多い付け方です。
窓枠の外にカーテンが出てこないのですっきりした見た目になるのがメリットです。

③天付

天井にレールを付ける方法。カーテンが床から天井までになるので、天井が高く見えたり、窓が大きく見えるメリットがあります。

装飾レールを選ぶときの注意点は?

装飾レールを選んで取り付けるまでに、知っておきたい注意点があります。
窓まわりをイメージしながら、購入&施工をしていきましょう!

①エアコンとの干渉

窓の周りには干渉物が何も無いのが望ましいのですが、意外と色々なものが窓付近にはあります。
レールと最もよくある干渉が「エアコン」です。
装飾レールは、一般的に窓枠から10cm程レールを左右に出した長さで取り付けをします。
さらに、この10cmはフィニアル分を含めない長さなので、+フィニアルの長さがレールの全長となります。

窓の近くにエアコンがある場合は、窓枠からエアコンまでの距離を測りましょう。
2~3㎝の程の短いフィニアルであれば装飾レールを設置できる可能性は十分あります。
また、エアコンより先にレールを設置する場合は、エアコンが設置できるスペースを確保しておきましょう。

②クローゼットとの干渉

エアコンと同様に、クローゼットとの干渉も要注意です。
この場合は、収納を優先して一般的な機能レールをおすすめします。
また、窓とクローゼットの余裕がほとんどない場合は機能レールを1本だけ窓枠内に、もう1本を外側に付け、手前の出幅を極力無くした付け方が良いでしょう。


装飾レールの時のカーテンフックとは?

装飾レールの場合、カーテンフックは図のようになります。
ドレープ・レース側ともに装飾レールの場合はどちらもAフックになります。

ドレープ側のみ装飾レール、レース側は機能レールの場合、レース側はレールを隠すBフックとなります。
Aフックでももちろんカーテンを引っ掛けて使用することは可能ですが、一般的にはBフックとなります。

こちらも購入時に参考にしてみてください。

最新!トレンド装飾レール

多数の種類がある装飾レールにもトレンドがあります♪
人気のおしゃれなカーテンレールはこちら!

①アイアン調レール

こちらはアイアンデザインのカーテンレール。
素材は樹脂、鋼管、亜鉛が主に使用されています。
近年人気のシンプルでおしゃれなアイアン調。
ナチュラルにも、モダンな雰囲気にもフィットするので非常に使いやすいカーテンレールです。
細めのデザインになっているところがポイントです♪

(TOSO㈱ モノ16)

さらに、こちらは装飾レールには珍しい「天井付」が可能なタイプです。


通常、装飾レールの場合、リングランナーが天井とぶつかってしまうため、壁面に取り付ける「正面付」がほとんどでした。
しかし、こちらのレールは特殊なブラケット(金具)を使用し、天井に設置が可能です。
天井にレールを設置すると、カーテンが長くなるので窓が大きく見えたり、海外風のおしゃれな印象になったりします。

②ヴィンテージ風レール

こちらはレールを支えるブラケット(金具)部分がおしゃれな形になっているカーテンレールです。
通常は、まっすぐな棒状になっているブラケットがセットになっていますが、こちらは湾曲したハンマード仕上げのデザインとなっています。
ヴィンテージや、ナチュラルなインテリアにおすすめのレールです。

(TOSO㈱ ルブラン22)

③シェルフ付きレール

こちらは、レールの上に棚がついているレアなカーテンレールです。
デッドスペースになりがちな上部の空間を自由にディスプレイできるのが嬉しいポイントです。
観葉植物を置いて自然を楽しむのもおしゃれですね。

(TOSO㈱ ヴィンクスシェルフ)

④滑りやすいランナー付きレール

デメリットにもあったように、装飾レールはランナーが滑りにくいという難点があります。
こちらのレールはそんなデメリットをカバーしている装飾レールなのです!
ランナーを見ると、他の装飾レールとは異なり、レールの真下にリングタイプではないランナーが付いています。
さらに、ランナーの吊環部分が自由に回転できる仕組みになっており、カーテンのヒダを綺麗に見せることのできる優れものです。

また、左右の端のおしゃれなフィニアルも、12種類から選ぶことができます。(写真:一部抜粋)

(タチカワブラインド ビバーチェ)

⑤リングをデザインできるカーテンレール

こちらはなんと、両端のリングを自由に組み合わせて購入できるレール。アクセサリーのように付け替え可能なのです。
インテリアに合わせて木目を入れたり、メタリックなリングにしたりなどカスタマイズを楽しめます。
レール自体の形状がシンプルなのでかわいいテイストにもクールなテイストにもできるのが嬉しいポイントです。

(タチカワブラインド マルティ)

まとめ

装飾レールとは、デザインを重視して作られたレールで、ランナー部分がリングタイプであったり、レールの両端のキャップにデザイン性があったりします。非常におしゃれで部屋のインテリアに合わせて選ぶことができる点がメリットですが、機能性レールに比べるとランナーの滑りやすさが劣る場合もあります。
また、装飾レールは、一般的に窓の横幅に対して数十センチほど長さを出して設置します。エアコンやクローゼットとの干渉がないかを事前に確認しておくことが大切です。

普段あまり気に留めて見ないレールでもトレンドがあり、垢抜けた部屋にすることができます♪トレンドのカーテンレールをチェックしてお部屋をおしゃれにアレンジしましょう!

出典

株式会社富士通ゼネラル