北欧カーテンの魅力

何年も前から人気が衰えることのない「北欧カーテン」。みなさまは北欧カーテンと聞いてどのような色や柄をイメージしますか?
ビビットカラーや大きな柄を想像される方は多いのではないでしょうか。こちらも北欧カーテンの特徴の一つです。
今回は、「北欧カーテン」にフォーカスして歴史や魅力についてご紹介していきます。

北欧カーテンとは

北欧インテリアは、ヨーロッパの北部地方にあるデンマーク・スウェーデン・ノルウェー・フィンランド・アイスランドの主に5か国から発祥したインテリアのことです。北欧の人々は、日照時間が短く極寒の長い冬を過ごします。そうなると必然的に家の中で過ごす時間が増えます。その家の中で過ごす長い時間を「いかに明るく、楽しくするか」を考えることで北欧のデザインは発展してきました。中でもファブリックは自然素材のものや自然がモチーフなものが多く、あたたかみがあり部屋の中に彩りを与えるものとして取り入れられています。

北欧カーテンの柄と色

北欧カーテンの柄・色の特徴をご紹介致します。

▼自然がモチーフ

「森と湖の国」と言われる北欧のファブリックでは、柄は自然がモチーフとなっているものが多くあります。
例えば、北欧の植物や湖、季節の移り変わりなどを模したデザインです。北欧は、実は四季がはっきりしていて自然が美しい国なのです。
イースターや夏の到来を喜ぶ夏至祭などのお祝いごとも多く、短い春や夏を盛大に楽しむ文化があるそうです。
白夜の時期は夜遅くまで庭や湖で遊んでいる人もおり、自然を堪能できる環境なのです。その豊かな自然をファブリックのデザインに起こしています。

▼幾何学模様がメジャー

幾何学模様は、直線、三角形などシンプルな図形でデザインされた模様のことでこちらも北欧を象徴するデザインです。
必要最低限のデザイン要素だけを残しシンプルなテイストになっています。家具や照明においても北欧の人々はシンプルで機能的なものを好む傾向にあるそうです。カーテンもシンプルかつ機能的なものは、長期的に愛用しやすいですね。幾何学模様でも先が丸みをおびたものは優しい印象になります。お部屋の好みに合わせて幾何学模様のカタチをチョイスするのがおススメです。

▼暖色系

赤やオレンジ、イエロー、ピンクなどパステルカラーというよりはビビットな強めのカラーが定番色です。
元気いっぱいなカラーは、お部屋を一気に明るくしてくれます。
リビングや子供部屋は思いきり明るいカーテンで過ごすのも素敵です♩

▼寒色系

グレーや青色のカーテンも北欧インテリアを際立たせてくれます。
グレーの場合は、シンプルモダン、ナチュラルモダンなテイストに良く合い、どちらかというとクールな印象になります。アクセントカラーにイエローやブルーをもってきても非常に相性が良いでしょう◎

さらに、白いカーテンも北欧インテリアの定番として挙げられます。
北欧では光を多く取り入れられるよう、白を多く使ったインテリアが多いです。無地のカーテンもすっきりとシンプルで良いでしょう。
アクセントカラーとして何色をもってきても良いというオールマイティーさが人気の理由でもあります。

▼アースカラー

寒色系の仲間ですが、こちらは淡いベージュや薄めのグレー、さらに今のトレンドのペールブルーなどの色を指します。
主にカーテンでも面積の大きいベースとなるような場所に使うと北欧の雰囲気に近づきます。
北欧の人々は、木造の住宅に住んでいることが多く、ぬくもりを感じられる木製の家具を採用することも多いそうです。木の色と馴染みが良いアースカラーは北欧スタイルとの相性はばっちりです。

素材

北欧カーテンは、コットン100%やリネンを使用した自然素材の生地を使用しています。
自然素材の生地は季節によって伸縮があったり、繊維の塊が入っていたりなど自然ならではの雰囲気が味わえます。
木造の北欧住宅とは相性が良い素材です。

マリメッコの人気

マリメッコとは

北欧デザインの代表ともいえる「マリメッコ」。北欧と聞いてマリメッコをイメージされる方も多いのではないでしょうか。
マリメッコとは、1951年にフィンランドで誕生したテキスタイルブランドです。マリメッコとは「マリーちゃんのドレス」という意味だそうです。
最も代表的なのがウニッコと呼ばれる大きなお花のデザイン。カラフルで斬新なデザインが魅力な生地です。
素材は、基本的にコットン100%が多いですがリネンが半分入っているものもあります。ナチュラルな素材を使用しているため遮光性の高いものはありません。

マリメッコはなぜ人気に?

大胆でインパクトのある柄が多いマリメッコですが、フリーハンドで描かれていてほのぼのとした印象を与えるタッチが人々の心をつかんだ理由の一つです。また、マリメッコの鮮やかさや斬新なデザインで空間がぱっと華やぐのも人気の理由でしょう。年齢を問わず長く愛用されています。

マリメッコの価格

マリメッコは高級テキスタイルブランドという立ち位置で世界中に展開しているため、価格は高めです。
日本で購入する場合は輸入の生地ということもあり、よりお値段は張ってきます。

北欧風カーテンとは

デザイン

北欧風カーテンは、日本のデザイナーさんが北欧の自然な草花、シンプルな模様をいかしてデザインを施し製作しているカーテンです。

機能性

本場にはない遮光性、形態安定加工などの機能性を付けることができます。レースカーテンにももちろん遮熱やUVカットなどの機能がついているものがあります。日本の家屋や日本の夏の暑さ、寒さに対応できる生地なのが嬉しいですね。

素材

素材は、ポリエステル100%のものが多いです。
丈夫で熱に強く、ご家庭の洗濯機でもお洗濯が可能です。気候による伸縮がないためメンテナンスが楽なのも人気の理由です。

北欧風カーテンをつけてみよう

北欧風カーテンのコーディネートをご紹介いたします♩

リビング

▼ナチュラル

北欧といえば、定番のナチュラルコーディネート♩
白っぽい色のカーテンは北欧のナチュラルインテリアに馴染みます。青や黄色などアクセントになるクッションを置くとさらにおしゃれですね。

こちらはリーフをあしらったナチュラルでかわいらしいカーテン。
木製のテーブルと色の相性も良いです。リーフ柄なので観葉にお花を添えても素敵に映えるでしょう。

▼モダン

【ナチュラルモダン】

ナチュラルモダンのインテリアには無地やコットンのざっくりとした織り感が良く合います。また、柄のカーテンの場合は幾何学模様などのシンプルなデザインが良いでしょう。無地のコットンライクなカーテンは、カフェ風の雰囲気にもマッチします♩

【北欧モダン】

こちらのコーディネートの場合は、カーテンとソファをグレーやくすみカラーなどのやや落ち着いた色にするのが良いでしょう。モノトーンのインテリアにもおすすめです。すっきりとしたシンプルなインテリアにまとまります。

寝室

▼ナチュラル

落ち着いたベージュやブルーのカーテンがナチュラルな木調のテイストとよく合い、リラックスできる寝室になります。
観葉植物よりも、クッションやタペストリーなどファブリック製品で差し色を入れることであたたかみのあるコーディネートになります。

▼モダン

グレーやネイビーなどダークトーンのカーテンもしくは、白のカーテンでスタイリッシュな空間がモダンスタイルにはおすすめ。
遊び心を入れて、落ち着いたイエローやベージュでアクセントになる色を入れても良いですね。柄のカーテンの場合は、大柄でダイナミックがモダンにはおすすめです。

子供部屋

▼ナチュラル

子ども部屋は明るい色やはっきりとした色のカーテンが多いです。黄色やピンクなど暖色系がおすすめです♩
かわいい色や柄を取り入れて毎朝楽しく起きられたらハッピーですね♩お子様のお部屋の場合は遮光性は、あってもなくてもどちらでも良いでしょう。
朝、自然光で起きてほしい場合には遮光性なしが良いですが、防寒対策のためには遮光の生地が役立ちます。

▼モダン

大人っぽい雰囲気の子供部屋には、単色や大き目の柄のカーテンと相性が良いでしょう。白黒はもちろん、ブルーやグリーンでもかわいらしさとクールさがあります。カーテンが落ち着いた雰囲気の場合、アニマル柄のクッションやマットでお子様らしさを加えても良いですね。

まとめ

北欧カーテンとは、ヨーロッパの北部地方で発祥したインテリアファブリックのひとつです。寒くて長い冬を家の中で明るく、楽しく過ごしたいという思いから発展し、今なお人気が衰えることのないデザインカーテン。柄は北欧の自然や幾何学模様をモチーフにしたものが多いのが特徴です。代表的なテキスタイルブランドのマリメッコは、大胆な柄と色使いで日本でも人気を誇っています。日本では北欧のデザインに魅了されたデザイナーさんたちが日本の四季や家屋に合わせて、遮光や形態安定加工を施した北欧風カーテンを製作しています。生地はポリエステルでお洗濯が簡単にできるもの、価格もお手頃なのがポイントです。お部屋の雰囲気や必要な機能に合わせてかわいい北欧デザインのカーテンを探してみてはいかがですか。

おススメカーテン

出典

EDit
Inter Deco Haus
Project Nord (JP)
tabiyori
Giftpedia byギフトモール&アニー