カーテンを購入する時のサイズの決め方とは?

カーテンを買うときに重要になるのが「サイズ」です。
ただ、「カーテンって窓のどこを測ったらいいの?」「お値打ちな既製カーテンを購入したいけど、サイズは合うのかな…。」「オーダーってなんだか難しそう…。」など、戸惑うことも多いと思います。

こちらの記事では、正しいサイズでカーテンを購入するメリット、一般的な既製カーテンの大きさやカーテンサイズの測り方・サイズの出し方などを解説していきます。
これからご新居へのお引越しなどでカーテンを新しく購入する方必見です♩

窓サイズに合ったカーテンのメリット

カーテンサイズがぴったり合うと様々なメリットがあります♩

見た目がしっかりしている&長持ち

なによりも、見た目がきれいです。丈が長かったり短かったりするとみっともない印象を与えてしまいます。
また、丈が長いと床に擦ってしまって裾の傷みの原因になります。短いと家の中が見えてしまったり、床や家具の日焼けにも繋がります。

防寒・防暑対策ができる

十分に窓を覆えていれば、冷気を防いだり、暖気を外を出さないなどエアコン効率の向上に繋がります。

開け閉めがしやすい

フックが正しい位置に設置してあることや、横幅が短すぎない/丈が長すぎないことで開閉がしやすくなります。

カーテン選びでよくある失敗

・測り方を知らないまま店頭へ
カーテンの測り方(測ることを)知らずに、お店に行ってしまいその日に買えなかった…という声を聞くことがあります。

・総丈とカン下の違い
レールの金具を基に採寸したものをカン下サイズと言い、カーテン全体の長さを測ったものを総丈と言います。
お店で売られているものを勘違いして購入してしまうケースです。後に解説いたします。

・カーテンの丈の長さが違う
例えば、建物によって窓のサイズやレールの付いている位置(高さ)が変わってきます。
レールの高さが窓によって変われば、レールの下から吊るすカーテンの丈の長さも変わってきます!
なので、以前住んでいた部屋と同じサイズの窓であっても、すぐに同じカーテンを購入するのではなく、レールの付いている位置をチェックして必ず採寸をしましょう!

既製カーテンのサイズと選び方

既製カーテンのサイズは一般的に腰窓を想定したサイズと掃き出し窓を想定したサイズで計3種類あります。

腰窓を想定したサイズ

腰窓と呼ばれる部屋の壁面の中央あたりにある窓は、ドレープカーテン(厚手)が幅100×丈135cmが一般的なサイズです。

掃き出し窓を想定したサイズ

掃き出し窓(ロング)は1階に使われる窓で、ガラスが床まである窓です。こちらは幅100×丈200cmが一般的。

立ち上がりのある掃き出し窓は主に2階のベランダやバルコニーなどの窓に該当します。こちらは幅100×丈178cmが一般的です。
レースはそれぞれドレープカーテンの丈-2cmとなっていることがほとんどです。

失敗しないカーテンの測り方

①レールを確認します

窓に付いているレールが機能レールまたは、装飾レールかを確認します。
機能レールとは、装飾性がなく機能面を重視をしたシンプルなレールで一般住宅はもちろんや賃貸など幅広く使用されています。

装飾レールとは、デザイン重視でつくられたレールのことで、ランナー(カーテンを引っ掛ける部分)がリングタイプだったり左右のキャップにデザイン性があったりします。
ランナーがリングタイプの場合は両端に移動しておきましょう。
新築やリフォームなどでまだレールがついていない場合は、レールの施工が完了したら採寸をしましょう!

②幅を測ります

機能レールの場合は、両端で固定されているランナーの中心から反対側のランナーまでを測ります。
装飾レールの場合は、両端に寄せたリングからリングまでを測ります。

★ポイント:カーテン自体の長さを測らず、必ず「レールのランナー」で計測しましょう。

③丈を測ります

腰窓の場合は、ランナーから、窓枠の下までを測ります。掃き出し窓の場合は、ランナーの下から床までを測ります。

★ポイント:採寸の時にメジャーは、図のように手前に曲げながら測ると測りやすいです。

④カーテンサイズを決めます

●腰窓の場合

【横幅】レールの長さ+5%がおすすめ。

例えば…測ったレールの長さが200cmの場合は、200×1.05=210cm
カーテンの横幅は210cmとなります。

【丈】ランナーから窓枠の下まで測った長さ+15cmがおすすめ。
レースカーテンは、ドレープカーテンから裾が見えないようにそこから-1㎝(測った長さ+14cm)が良いでしょう。

●掃き出し窓の場合

【横幅】こちらは腰窓と同じくレールの長さ+5%がおすすめです。

【丈】ランナーから床までの測った長さ-1㎝がおすすめ。
レースカーテンはそこからさらに-1㎝(測った長さ-2cm)が一般的です。

⑤フックのタイプを選びます

オーダーカーテンの場合は、フックの位置を選択できます。
フックはAフックとBフックの2種類です。

既製カーテンの場合は、フックの位置がメーカーによって異なる場合がありますので確認しましょう。

Aフックは、アジャスターフックの位置が上の方(フックから先端までが1㎝)に付いており、カーテンを掛けた際にもレールが見えるフックです。Bフックはアジャスターフックの位置が下の方(フックから先端までが4cm)についており、カーテンを吊るした際にレールが隠れるようなフックです。

一般的には、装飾レールの場合はAフック、機能レールの場合はBフックとなりますが、機能レールの場合はお好みでどちらのフックでも良いでしょう。

★ポイント:既製カーテンを購入する際には「カン下サイズ」または「総丈」かをチェックしましょう。
カン下サイズとは、今回のようにレールのランナーから測っていくつというサイズを示しています。
総丈とは、カーテン全体を測ったサイズでカン上までを含んだサイズのことを示しています。

一般的にはカン下サイズで販売されているカーテンが多いと思いますが、総丈の場合もありますので注意しましょう。

⑥開き方を選びます

窓の中央で開く「両開き」か、片方へ開く「片開き」かを選びます。
基本的に片開きは小窓の時が多いですが、光漏れが気になる際には大きな窓でも片開きにする場合がございます。

購入前には必ず、カーテンが1枚入り(片開き用)か、2枚入り(両開き用)かを確認しましょう。
弊社の場合は、既製カーテンは1枚入りです。窓の中央から開く「両開き」の場合は、2セットの購入が必要です。
オーダーカーテンは、両開きの場合は指定した横幅の半分のサイズで2枚のカーテンが仕上がります。
購入するお店によって異なる場合もありますので、チェックしましょう。

既製カーテンでサイズが合わない場合は、オーダーカーテンを注文してみましょう!

おすすめカーテンコーディネート

フロントレース

柄のあるレースを室内側(手前)へ掛け、ドレープを窓側へ掛けるという通常とは前後が逆の取り付け方をするスタイルをフロントレーススタイルと言います。
透け感のあるレースに、色のついたドレープカーテンを合わせると空間が一気におしゃれになります♩
ドレープカーテンは無地がおすすめです!

ナチュラルテイスト

ナチュラルなインテリアにはベージュやアイボリー系のカーテンがおすすめです。
ポリエステルの素材でもざっくりと織ってある生地や、コットンやリネンに似せたような生地があり、織り方によっても雰囲気が異なります♩天然素材系がお好みの方には、コットンライクの生地がおすすめです♩

モダンテイスト

シンプルモダンなインテリアには白やグレーのカーテンと相性が良いです。レールが黒だと空間が引き締まりよりシックなイメージになります。家具にも黒のアクセントを入れると◎

シックなインテリアにはグレーやブラウンなどのダークトーンの色もおすすめ。

下の写真はグレーと湾曲したラインが美しいカーテンです。ラインがあることでシャープに見え、モダンな印象が強くなります。
個性派レースでシックなインテリアを強調しても◎です。

ホテルライク

ホテルライクのカーテンには艶感など少し高級感があると良いでしょう◎
こちらのカーテンは、通風組織といって表面生地に空気が入るようなデコボコしたボリュームが出る仕組みになっています。

こちらの下のカーテンは、レザーのような質感になっており光沢が出ることで高級感があります。
ブラウンは、落ち着いた色なのでシックなインテリアとの相性は抜群です。

北欧

北欧のインテリアには、大きめな柄や鮮やかなデザインのカーテンを使用するのがおすすめです。家の中をしめる面積が大きいカーテンだからこそ、カーテンのデザインがアクセントになるお部屋にしてみてはいかがですか?

こちらは、黄色のベースに花束のようにリーフや小花がデザインされています。一見派手に見えますが、床や家具の木目調とは相性が良く、北欧らしさを楽しめるカーテンです。小窓で絵のようにカーテンを楽しむのもおすすめです。

まとめ

既製カーテンは、一般的にドレープカーテンで幅100×丈135cm、100×200cm、100×178cmの3種類が販売されており、レースはさらに-2cmほどの長さで販売されています。カーテンは、レールのランナーから横幅と高さを測定してサイズを決めていきます。あとはフックの位置と開き方を決めれば完了です!既製カーテンであってもレールの付く位置が物件や窓によって異なりますので、購入の際はしっかり採寸することをおすすめします。カーテンのサイズがぴったり合うことで、見た目が良い、長持ちする、防寒・防暑対策ができるなど多くのメリットがあります。窓サイズに合うカーテンをゲットして気持ちの良い空間を創りましょう♩

フロントレースにおすすめのレースカーテン

出典

株式会社RESTA
株式会社東和商会